◄ ARMORY DB
[ WPN-06 / HUNTER — ハンター ]
HOSTILE — STAR WOLF
ARMORY FILE — HUNTER — HOSTILE HEAVY INTERCEPTOR — STAR WOLF
DATABASE RECORD: WPN-0006 — CLEARANCE: OPEN — PURSUIT SPECIALIST
[ WPN-06 / ARMORY FILE ]
ハンター (HUNTER)

HUNTER

THE JAW THAT NEVER LETS GO ── 敵性重襲撃機 ─ 追跡特化型

スターウルフが運用する重襲撃機。ウルフェンの前身にあたる試作機の再生型で、電子戦装備と長距離追跡能力に特化した「執念の機体」。

▌ TECHNICAL SCAN — FILE 06 ▐
DESIGNATIONHUNTER / ハンター
CLASS重襲撃機(追跡特化・敵性)
MANUFACTURER帝国工廠(ウルフェン先行試作の再生機)
LENGTH全長 33sm(推定)
MAX SPEEDM3.6(観測値)
POWERPLANTプラズマエンジン双発(型式不明)
ARMAMENT重レーザー砲 / 多連装誘導弾
EQUIPMENT長距離追跡センサー / ジャミング装置 / 増加装甲
INTEGRATIONウルフェンⅡに「ハンター形態」として機能統合
OPERATORスターウルフ(主にレオン / ピグマが運用)
STATUS敵性 — 交戦注意
THREAT RATING -- 86 / 100
HUNTER
STAR WOLF — HEAVY INTERCEPTOR 敵性重襲撃機 ハンター
逃げていいよ。
追いかけるのが、この機体の仕事だから。-交戦時の傍受通信(L・ポワルスキー)より-
comm visual

概要 ─ OVERVIEW

ウルフェンは牙だ。ハンターは顎だ。噛みついたら離れない方の― 前線パイロットの符牒より

ハンター(Hunter)は、スターウルフが運用する重襲撃機である。ウルフェン の先行試作機として作られたフレームを再生・重武装化した機体であり、速度と旋回性では現行機に劣るものの、火力・装甲・そして何より「追跡能力」において独自の脅威を放つ。

主にレオン・ポワルスキーピグマ・デンガー が搭乗するとされ、静かな執念で獲物を追う前者の性格と、逃げ足の計算に長けた後者の狡猾さが、この機体の運用思想をそのまま体現している。

機構 ─ MECHANISM

機首下部の長距離追跡センサーは、一度ロックした機体の推進波紋を数百キロ先まで記憶追尾する。振り切ったと思った獲物の背後に、数分後もう一度現れる──この「二度目の接触」がハンターの真骨頂であり多くのパイロットの心を折ってきた。

同時に強力なジャミング装置を搭載し、獲物の通信と航法を削りながら追う。増加装甲は正面防御に偏重しており、「逃げる敵を正面から追う」以外の状況を設計が想定していないことがうかがえる。兵装は重レーザー砲(レーザー/光学系統)と多連装誘導弾(パウダー/火薬系統)の二本立てで、当てるための照準ではなく逃がさないための飽和を思想の軸に据えている。

ウルフェンⅡへの統合 ─ INTEGRATION

現行の切り札ウルフェンⅡ は、本機の追跡・重武装形態を「ハンター形態」として機体そのものへ統合した。従来は母艦へ戻り機体を乗り換える必要があった役割の切替が、Ⅱでは組み換えなしのシームレス変形で戦闘中に完結する。ピグマレオン はこの機構をフル活用しており、とりわけレオンの偏愛ぶりはウルフェンの項に詳しい。

もっとも独立機としてのハンターが退役したわけではない。変形形態が担うのは狩りの数分であり、独立機が担うのは張り込みの数日である。長期監視や捕捉任務では今も本機が引き出されており、二つのハンターは獲物から見れば同じ一つの悪夢として機能している。

試作段階で「過剰重量」と破棄されかけたフレームの設計思想が、わずか数年で部隊の主力機への標準搭載にまで至った。帝国工廠の技術史はこれを「最も早く切られ、最も早く復権した正解」と記している。

運用史 ─ HISTORY

原型フレームはウルフェン開発初期の試作段階で「過剰重量」として破棄される予定だったが、スターウルフ側の要望で追跡任務用に再生された。傭兵部隊が「撃墜」よりも「捕捉・確認」の依頼を多く請けることを考えれば、合理的な転用である。

サルガッソー 周辺宙域では、遭難を装った船をハンターが数日単位で監視し続けた事例が報告されている。サルベージャーたちは言う──「デブリの中で一番怖いのは、動かない機影だ」。

記録余話 ─ ARCHIVES

レオン機のコクピットには外部から視認できる装飾が一切なく、唯一、射出座席のレバーに小さな布が巻かれており色は退色して判別できない。彼にとってそれが何なのかを隊の誰も聞いたことがない。

ピグマが搭乗する際は、追跡センサーの記録装置が毎回増設されるという。獲物のデータは、彼にとって二度売れる商品である。

原型フレームを「過剰重量」と断じた帝国工廠の査定書はピグマが再生時に払い下げで入手しており、現在は彼の工房に額装で飾られているという。値札が付いているのかどうかまでは伝わっていない。