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[ PF-20 / MAJ. AMBER SYLPHADE — アンバー・シルフェイド ]
ACTIVE — SPECIAL OPERATIONS
PERSONNEL FILE — MAJ. AMBER SYLPHADE — VORPAL SQUADRON LEADER — WHITE ONE
DATABASE RECORD: PF-0020 — CLEARANCE: RESTRICTED — CORNERIA'S WHITE BLADE
[ PF-20 / PERSONNEL FILE ]
アンバー・シルフェイド (MAJ. AMBER SYLPHADE)

AMBER SYLPHADE

CORNERIA'S WHITE BLADE ── ヴォーパル隊 隊長 兼 戦闘員

異例の若さと速さで昇進した共和国軍の天才指揮官。緊急時にのみ抜かれる白い刃「ヴォーパル隊」を率い、いままさにカタリナの空の下にいる。

▌ PERSONNEL SCAN — FILE 20 ▐
NAMEAMBER SYLPHADE / アンバー・シルフェイド
RACEセレノイド
AGE非公開(20代半ばと推定)
HOMEWORLDフィチナ(第二都市サルクトエテルブルグ)
AFFILIATIONCDF 特殊戦闘部隊ヴォーパル隊
RANK少佐 / 隊長 兼 奇襲戦闘員
CODENAME白の1(WHITE ONE)
FORMERフィチナ州秘密警察
CRAFTシャスティフォル
STATUS現役 — カタリナ緊急展開中
COMBAT RATING -- 93 / 100
MAJ. AMBER SYLPHADE
VORPAL SQUADRON — WHITE ONE ヴォーパル隊 隊長 ── コーネリアの白い刃
回収するのは情報が先、感傷は最後。復唱しなくていい、実行して。-カタリナ合同作戦会議 音声記録より-
comm visual

人物 ─ PROFILE

敵に回したくない部隊を一つ挙げろと言われたら、全員が同じ名前を書く― CDF士官学校 戦術教程の脚注より

アンバー・シルフェイドは、共和国軍内で異例の若さと速さで少佐まで昇進し頭角を現した天才指揮官。軍の緊急時にのみ出撃する「コーネリアの白い刃」──特殊戦闘部隊ヴォーパル隊の隊長にして、自ら最前線に立つ奇襲戦闘員でもある。

その手腕は、直接指揮・訓練する部隊の徹底した冷静さと冷徹さによって最小の犠牲で敵に最大の痛手を負わせる作戦設計に始まり、わざと取り逃がした敵を餌に本陣へ反転攻勢を仕掛け、敵勢力を舞台ごと壊滅させるという苛烈さにまで及ぶ。敵勢力のみならず友軍からも「絶対に敵に回したくない部隊」として語り草になっている所以である。

経歴 ─ BIOGRAPHY

出身はフィチナの第二都市サルクトエテルブルグ。ボイラー修理を生業とする家庭に育った。生活に不可欠な稼業ゆえ暮らしに不自由はなく、周囲と異なる姿の一家を隣人たちが気に留めることもなかったが、学校では一人だけ異なる姿の彼女にちょっかいをかける者が絶えず、それに苦悩する日々が続いたという。そして何より──1年のほぼ全てが冬に閉ざされる極寒の街で、そのまま平穏に生き続ける運命を受け入れることが、彼女にはできなかった。炉に灯る赤い炎のような野心と渇望を、常にその胸に秘めていたようである。

共和国軍にスカウトされる以前は、フィチナ州で街の治安と謀反を取り締まる秘密警察の職員だった。学校帰りの公園で、決まった時間にウォッカを呷る黒ずくめの男に興味を持ち、話しかけるようになったのが接触の始まり──とされるが、詳しい経緯は州公安記録もろとも封印されており、本人も一切語らない。その鮮やかな仕事ぶりは軍部のみならず惑星外にも届いており、彼女の前には執行対象者のほか、腕試しに来た賞金稼ぎや殺し屋が山ほど現れたという。

戦歴・記録 ─ SERVICE

現スターウルフ構成員レオン・ポワルスキーとは、秘密警察時代からの好敵手である。フリーランス時代のレオンとは幾度も刃を交えたとされるが、決着は今もついていない。互いの手の内を最もよく知る両者が再び同じ空域に立つ事態を、情報部は「最悪の想定」の一つとして扱っている。

セクターτ会戦の鹵獲データ照合により、5日後に迫った帝国軍のカタリナ奇襲が発覚。ヴォーパル隊はカタリナへ緊急招集され、ビル・グレイ中尉の駐留軍および当直の戦闘員を交えて、過去のデータベースから巨大戦艦グレートディッシュと奇襲降下部隊への対策を練る作戦会議が続いている。その手腕をもって敵本隊に大打撃を与えること、そして敵艦から可能な限り情報を奪取しベノム帝国の次の戦略を暴くこと──それが彼女とヴォーパル隊、カタリナ駐屯軍の任務である。

白く長い髪に隠れて見えないが、後頭部から脊椎に沿って12基の神経接続プラグが埋め込まれている。コーネリア軍が秘密裏に進める、フォルトナに眠る神秘の力『スピリット』を用いた兵器計画──その被検体である。体には戦闘で負った生々しい傷跡も残る。整形手術できれいに消せるらしいが、本人は「誰にも奪えない勲章」として、あえて残しているという。

記録余話 ─ ARCHIVES

地元サルクトエテルブルグでは、純白の毛並みと真紅の瞳から「雪見大福ちゃん」という愛称で呼ばれていたらしい。身内以外からその愛称で呼ばれることを本人は嫌っており、彼女の下につく隊の中ではもっぱら禁句とされている。着任初日の新兵がうっかり口にした場合に何が起きるのかは、記録が残っていないため不明である。

秘密警察時代の「師」にあたる黒ずくめの男については、氏名・所属とも一切の記録が存在しない。ただ、彼女が今も任務明けに決まった時間、ウォッカを一杯だけ呷るのは──その男の習慣の名残だと言われている。