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[ WPN-03 / LANDMASTER — ランドマスター ]
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ARMORY FILE — LANDMASTER — ASSAULT TANK — G-DIFFUSER APPLICATION
DATABASE RECORD: WPN-0003 — CLEARANCE: OPEN — GROUND SUPERIORITY
[ WPN-03 / ARMORY FILE ]
ランドマスター (LANDMASTER)

LANDMASTER

THE TANK THAT DOES BARREL ROLLS ── Gディフューザー搭載強襲戦車

Gディフューザー技術を地上に持ち込んだ強襲戦車。ホバー滑走とローリング回避をこなす「戦車の常識の外にいる戦車」。

▌ TECHNICAL SCAN — FILE 03 ▐
DESIGNATIONLANDMASTER / ランドマスター
CLASS超高性能回転式地対空戦車(強襲戦車・ホバー併用)
MANUFACTURERスペース・ダイナミクス社
LENGTH全長 24sm / 全高 8.5sm
ARMOR前面 1sm / 側面 0.75sm
MAX SPEED最高走行速度 97sm/s
POWERPLANTNTD-GT地上型プラズマ機関
ARMAMENT長砲身レーザーキャノン(チャージ可)/ スマートボム
EQUIPMENTGディフューザー / ホバリングユニット / ローリング回避機構
OPERATORスターフォックス / CDF機甲科(制式型)
DEVELOPMENT反重力飛翔形態「グラヴマスター」換装計画 — 試験中
STATUS現役 — 運用中
COMBAT RATING -- 90 / 100
LANDMASTER
ASSAULT TANK — G-DIFFUSER 強襲戦車 ランドマスター
"戦車が横転した"と敵は報告した。
回避機動だと気付いたのは撃墜された後だ。-マクベス戦線 戦闘詳報より-
comm visual

概要 ─ OVERVIEW

装甲で受けるな、機動で躱せ。それが許される戦車は史上これ一両だ― CDF機甲学校 教官の講評より

ランドマスター(Landmaster)は、スペース・ダイナミクス社 がGディフューザー技術を地上兵器に応用した強襲戦車である。スターフォックス が重力の強いマクベス のような戦域で運用することを想定して開発された。

制式呼称は「超高性能回転式地対空戦車」。戦車でありながらローリングによる回避、短時間のホバリング、車体を傾けての射線変更をこなし、対空戦闘までを正面から引き受ける。その戦闘機動はもはや「地を這う航空戦」と評され、火力はアーウィン と同等でありながら装甲は比較にならないほど厚い。

機構 ─ MECHANISM

車体下部に環状配置されたGディフューザーが車重を部分的に相殺し、履帯接地圧を自在に変化させる。これにより急制動・急加速・横っ飛びの回避機動が可能となり、浮上時はホバー滑走で断崖や溶岩流すら越える。制式呼称の「回転式」はこのローリング回避に由来し、履帯を接地させたまま車体だけを一回転させる機動は初見の敵観測手を必ず混乱させる。

前面1sm・側面0.75smの装甲は同格の車両を大きく上回る厚みでありながら、なお航空機並みの機動を成立させている。この矛盾を解いているのがGディフューザーによる車重の受け持ちであり、機関出力を「走る」ためでなく「浮く」「回る」「耐える」ために配分する設計は戦車工学よりも艦体工学の文法に近いと評される。

兵装 ─ ARMAMENT

主砲は機首固定式の長砲身レーザーキャノン。チャージ射撃はアーウィンのシングルレーザーと同系統の照準支援を持ち、対空射撃までを正式に想定している。「戦車が空を撃ち落とす」という設計要求に開発陣が本気で応えた結果であり、系譜上は兵装の系統①レーザー/光学の地上運用型に位置づけられる。

副兵装としてスマートボム の車載投射に対応する。地形に潜む敵集団を稜線越しに一掃する運用は航空投下と使い分けられており、パウダー/火薬系統の火力を地上戦の高さから叩き込める数少ないプラットフォームである。

運用史 ─ HISTORY

実戦データの多くはマクベス 戦線で記録された。装甲列車網への強襲、補給基地のパイプライン破壊──航空優勢を取れない重力圏での作戦において、ランドマスターは事実上「翼の代わり」を務めた。ドナルベイン攻略戦 の敗因分析が「対地戦力の確保」を再攻略の必須要件に掲げて以降、本車の配備は機甲科の最優先事項となっている。

またタイタニア の砂嵐の下、磁気嵐で航空機は飛べないとされた状況での隊員救出行は、本車の代名詞的戦例として知られる(唯一空に残った僚機との連携はゴラスの項を参照)。フォックス・マクラウド の操縦記録は現在も機甲科の教材だが注釈には「模倣は推奨しない」とある。

機甲科の分析官は本車と「ごく少数の腕利き」の組み合わせをマクベス再攻略の解と目している。扉をもう一度叩く日の答え合わせはまだ先である。

発展型計画 ─ GRAVMASTER

マクベス戦線とタイタニアの実戦データを受け、SD社 では次期改修計画が進んでいる。計画名「グラヴマスター」。履帯を含む駆動部そのものを飛翔ユニットへ再構成し車体を反重力飛翔形態へ変形させる構想である。

実現すれば断崖も溶岩流も「越える」のではなく「飛ぶ」。もっとも飛行時間は短くアーウィンの機動力には遠く及ばない見込みであり、設計目標はあくまで「翼の代わり」の完成形…地上戦の文脈で空を一瞬だけ借りることに置かれている。地を捨てない割り切りこそが本計画の見識と機甲科は評価している。

開発は試験車両の段階にある。変形機構の試験映像を確認した機甲学校の教官は講評欄にただ一行「もう戦車と呼べる自信がない」と記した。

記録余話 ─ ARCHIVES

CDF制式型は安定性重視のデチューン仕様であり、スターフォックス仕様の機動をやろうとした訓練生が毎年数名、模擬戦場の隅で車体を天に向けている。機甲学校ではこれを「初詣」と呼ぶ。

スリッピーが車内に組み込んだ自動航行AIは、フォックスの操縦パターンを学習しすぎた結果、待機中に勝手にローリングの素振りをするようになった。現在は封印されている。

奇しくも星系では現在、空を飛びたがる戦車と水へ潜りたがる戦闘機(ブルフロッグの項を参照)の開発が同時に進んでいる。両計画の関係者名簿に同じ一族の名が載っていることは偶然ではない。